広州地鉄集団が11日に発表した情報によると、デジタル人民元はすでに広州地下鉄路線網の自動券売機のコードスキャンによる切符購入、公式アプリの乗車コードによる改札口通過、カスタマーサービス設備による処理を経た切符精算・払い戻しなどのシーンにおける応用がいずれも実現している。中国新聞網が伝えた。
広州地下鉄駅構内の自動券売機は、デジタル人民元による切符購入に対応するとの表示が見られる。デジタル人民元アプリをダウンロードし、登録を行い、そしてデジタル人民元ウォレットを開設すると、乗客は自動券売機でデジタル人民元を使用できるようになる。決済方法画面で「デジタル人民元」支払いをタップし、さらに携帯電話のデジタル人民元アプリでコードをスキャンし決済すると切符がすぐ出てくる。広州地下鉄公式アプリの乗車コードを使い改札口を通過する乗客も、決済方法の項目に「デジタル人民元」の選択肢が増えていることに気づくはずだ。これをタップすればデジタル人民元アプリ決済画面に進む。
広州地下鉄によると、広州地下鉄が推進するデジタル人民元乗車は「便利でスムーズな移動」と「スマートな決済」を結びつける有益な試みである一方で、地下鉄乗客の決済体験の持続的な向上はスマート地下鉄建設の重要な一環だ。駅は近年、銀行カード、携帯電話決済、携帯電話QRコード、オフライン非現金決済などの各種モバイル決済を相次いで実現している。今回のデジタル人民元の地下鉄乗車シーンでの応用を含めた多元的な決済方法は、市民のグリーンで低炭素な移動をより良く誘導し、デジタル経済発展の成果と利便性を共有するものとなる。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年12月15日