国務院の孫春蘭副総理は13日、北京市で新型コロナ対策について視察と指導を行い、首都の市民への習近平総書記の気遣いとメッセージを伝え、新型コロナとの闘いの最前線で奮戦する医療従事者や社区(コミュニティ)の職員を慰労した。孫副総理は北京朝陽病院、首都小児科研究所、清華大学附属垂楊柳病院、チェーン薬局、建国門社区衛生サービスセンターを視察し、発熱外来の設置、症状別診療、薬品の備蓄・供給などの状況を把握した。新華社が伝えた。
孫副総理は「取り組みの重点を感染防止・抑制から治療へシフトする必要がある。目標は健康を保ち、重症化を防ぐことであり、感染防止・抑制措置の着実で秩序ある調整と移行を確保し、新型コロナ対策と経済・社会発展を効率的・統合的に計画する必要がある」と強調した。
現在、北京市では新規感染者数が急増しているが、圧倒的多数は無症状や軽症であり、重体の入院患者は現在50人で、その多くが基礎疾患を抱えている。孫副総理は「中共中央と国務院は北京の新型コロナ対策を非常に重視している。当面の急務は、北京市が市民の受診・投薬を確保できるようサポートすることだ。現在、北京市には発熱外来が303ヶ所あり、受診手続を最適化すると同時に、医療資源を拡充する必要がある。現在、医薬品や検査キットの生産・供給を急いでおり、概ね需要を満たしている。関係当局はすでに特別チームを設置し、毎日調整を行っている。北京市は細やかな供給を行い、オンラインとオフラインの市場の作用を発揮し、末端への配送効率を確保し、アクセシビリティを高める必要がある。北京市の党委員会と政府は現在、市民の受診・医薬品問題の早急な解決に力を入れている。我々には挙国体制の強みがあり、必ずや感染拡大のピークをスムーズに乗り切ることができる」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2022年12月14日