中国商務部(省)の王文涛部長と米通商代表部(USTR)のキャサリン・タイ代表はこのほど、対面で会談した。同部の束珏婷報道官は24日に行なわれた記者会見で、「今後は、米国が中国とともに、中米経済貿易協力が健全で安定した発展の軌道へ早期に回帰するよう推進することを願う」と述べた。中国新聞社が伝えた。
今回の会談は中米首脳会談の後に行なわれ、双方の経済貿易担当者が対面で会談した。束氏は同日の記者会見で、「会談は率直で誠意があり、業務的かつ建設的なもので、双方は互いに懸念する中米経済貿易問題および多国間・地域の経済貿易協力について議論を行った」と述べた。
また束氏は、「会談の中で、中国は双方が相互に尊重し合い、小異を残して大同につき、建設的な協力を展開するとともに、相互信頼を基礎として問題解決の具体的な道筋を見いだすべきだと提起した。中国は米国が打ち出した対中貿易投資制限措置や台湾問題などに重大な懸念を表明し、双方が開放、包摂、団結・協力促進の地域経済協力イニシアティブに対していずれも開放的な態度を取るよう考慮することを提案した」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年11月25日