文字コードのGB規格(中国国家標準)である新版「情報技術中国語文字コードセット」(GB 18030-2022)が2023年8月1日から正式に実施される。収録されている漢字は8万7887字で、旧版よりも中国の常用外漢字1万7000字以上が追加され、人名や地名に使われている常用外漢字及び文献やテクノロジーといった専門分野の文字などをほとんどカバーしており、各種使用の需要を満たすことができるほか、中華文化を伝承し、中国語の情報処理能力を増強し、氏名に常用外漢字を使用している人々の需要に、標準という角度から力強い保障を提供している。人民日報が報じた。
GB 18030は、中国が独自に研究・制定した漢字をメインとしており、中国の少数民族の文字10種類を含む超大型中国語文字コードセットの国家標準で、中国語の情報システムにおける各種機能の基礎となっている。中国語の情報システムにおける各種機能の基礎を築いている。文字コードは、中国語の文字符号のデジタル世界における「身分証明書」のような存在で、「字」と「コード」の間で対応する関係にある。GB 18030の適用対象は、中国語の情報化処理、交換機能を備えた全ての製品となる。例えば、ソフトウェア製品には、インプットメソッドや光学文字認識、編集・校正、機械翻訳、音声合成が含まれ、ハードウェア製品には、コンピューターや通信端末機、電子書籍リーダーなどが含まれる。(編集KN)
「人民網日本語版」2022年7月29日