三峡集団中華鱘研究所によると、同研究所におけるヨウスコウチョウザメの人工誘導による単為生殖技術が画期的な進展を遂げ、第1陣となる雌の稚魚約600尾に対する人工飼料への切り替えを完了し、順調に成長している。ヨウスコウチョウザメは中国特有の国家1級重点保護野生動物で、長江の魚類資源保護における代表的な種の一つとなっている。国際自然保護連合(IUCN)が指定する最新の絶滅危惧種レッドリストによると、ヨウスコウチョウザメの野生種はすでに絶滅している。ヨウスコウチョウザメの人工誘導による単為生殖技術の画期的成功は、業界初の快挙となっており、「母ザメ」だけで繁殖を可能にしたことは、ヨウスコウチョウザメの種の資源保護に極めて重要な意義を備えている。中国新聞網が伝えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2022年7月27日