働く若者のステップアップの方法は?

人民網日本語版 2022年04月02日10:45

学校を卒業し、社会に出て働くようになった多くの若者にとって、学習の習慣を引き続き維持することはとても大切で、研修は重要な学習方法になる。このほど働く人1535人に対して行った調査によると、回答者の92.2%が「研修に参加したことがある」と答え、参加した主な目的は「専門的技能を高めるため」が66.9%、「関連の技能を身につけるため」が57.3%だった。また70.7%が「人材不足のポジション、新職業に対する技能の研修を強化してもらいたい」との見方を示した。

ヒューマンリソースの管理業務に従事して6年になる朱麗娜さんは、「自分の会社は新たに入社した新人に対しては内容の充実した研修を行っており、ヒューマンリソース担当部門も定期的に外部から講師を招いて社員の研修を行っている。働く人にとって、研修に参加すればキャリアアップの目標をよりよく実現するためにプラスになると同時に、企業文化への理解も深まることになる」という。

「90後(1990年代生まれ)」の馮琪佳さんは、「実習と兼職をする過程で、雇用サイドが提供する研修だけでなく、自分で研修と関連のあるコミュニティグループを探し、引き続き雇用されるチャンスを高めたい」話した。

データを見ると、「専門的技能を高めるため」(66.9%)と「関連の技能を身につけるため」(57.3%)が働く人の研修に参加する時の主な目的で、このほかには「長期的なキャリアアップ計画の一環として」(45.7%)、「興味や関心の幅を広げるため」(33.0%)、「昇格・昇進のため」(24.4%)、「収入を増やすため」(21.9%)などがあった。

調査によると、働く若者の56.3%が「研修には形ばかり追って、内容に深みがないという問題がある」と感じており、54.9%は「理論的すぎて、実際的作業が足りないという問題がある」とした。このほか、「時間の設定が緊密すぎて、消化と吸収が追いつかない」(47.9%)、「研修のスタイルが画一的」(33.2%)、「研修の内容とニーズがマッチングしない」(27.0%)も挙げられた。

仕事の研修をよりよいものにするためのアドバイスをたずねると、70.7%が「人材不足のポジション、新職業に対する技能の研修を強化してもらいたい」と答え、56.5%が「企業が積極的に研修を組織してもらいたい」とした。このほか、「有給の研修を設定するなどのサポートをしてもらいたい」(48.6%)、「企業の研修費用への補助を拡大してもらいたい」(47.2%)、「働く人の研修に対するニーズの調査を実施してもらいたい」(31.2%)などがあった。(編集KS)

「人民網日本語版」2022年4月2日

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