吉林省は29日、感染対策活動第18回記者会見を行った。長春中医薬大学附属病院肺疾患センター呼吸器科科長の仕麗氏によると、長春中医薬大学は今回の感染拡大をめぐり、中医薬の感染対策経験を総括した上で、国家診療プラン第9版に基づき、今回の感染状況の変化と結びつけ、中国科学院の仝小林院士から意見を聞いた上で、それを改訂し、「長春中医薬大学寒湿疫(新型コロナウイルス―オミクロン株感染)予防治療プラン(第6版)」を作成した。科技日報が伝えた。
長春中医薬大学の専門家チームは治療において、レベル別治療を採用し、正確に薬を使用することで、症状を急速に和らげ、重症化を防ぎ、ウイルス量を減らし、陰性化・快癒を早め、高い治療効果を上げている。長春中医薬大学は長春市伝染病院、吉林省人民病院、吉林市伝染病院、吉林市人民病院などの病院及び各臨時医療施設の中医薬救助・治療活動に7つの医療チームを前後して派遣した。軽症と中等症に対して、レベル別で投薬し、重症については「1人1処方、1人1プラン」を採用。中医薬を服用した後の患者は、1日で熱が下がった割合は72%で、3日で熱が下がった割合は96%。症状が見られなくなった患者については投薬後4日目から検査を開始し、24時間間隔の2回連続のPCR検査で陰性となった場合を退院基準とした。6日で退院した患者の割合はいずれも69%以上で、入院期間が明らかに短縮された。現在は重症者及び重篤者がいない。退院し自宅で隔離している患者については3日続けて中医薬を投与し、治療効果の基礎を固め再陽性化を防止する。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年3月30日