11日に行われた中国初の海洋漁業カーボンシンク取引発表会で明らかになったところによると、厦門財産権取引センター(厦門市炭素・汚染排出権取引センター)の中国初の海洋カーボンシンク取引プラットフォームをよりどころに、福建省福州市連江県は2022年1月1日に正式に1万5000トン海水養殖漁業海洋カーボンシンク取引プロジェクトを完了し、中国初の海洋漁業カーボンシンク取引を実現した。同プロジェクトは自然資源部(省)第3海洋研究所を通して検査報告書を作成した。これは中国の海洋漁業カーボンシンク取引の「ゼロからのスタート」を示している。人民日報海外版が伝えた。
自然資源部第3海洋研究所の関係責任者は、「カーボンシンク漁業とは、漁業生産活動を通して水生生物による水中の二酸化炭素(CO2)の吸収を促し、大気中のCO2の濃度を減らし、さらに水中の酸度と温暖化を和らげる漁業生産活動を表す一般的な言い方だ。海洋の生態改善、漁業の経済モデル転換、漁業エリアの民生改善といった多面的な総合効果をもたらす」と述べた。(編集YF)
「人民網日本語版」2022年1月13日