95後(1995年から1999年に生まれた世代)の若者たちが年越し商品の購入層に加わるにつれて、中国の伝統的な要素を取り入れたおしゃれな国産品トレンド「国潮」スタイルの年越し用品が人気となっている。環球網が伝えた。
オンラインショッピングモール・天猫では1月10日、年越し用品のセール初日を迎え、中国風の老舗ギフトセットや、博物館とコラボしたナッツ詰め合わせ、唐代風マニキュアセットなど中国風の年越し用品が販売のピークを迎えていた。そんな中、昨年中国全土で人気となったお碗ギフトセット「団圓春碗」が今年もお目見えした。今回天猫がコラボしたのは、昨年、河南衛星テレビの旧正月年越し番組で放送され、高い人気を博した舞踊パフォーマンス「唐宮夜宴」。この中国風食器セットが発売されると、発売当日夜までに600セット以上を売り上げ、若者に大人気となった。
今年の「団圓春碗」は宋代風の斗笠碗5個入りセット。碗の表面には、河南省安陽で出土した3300年以上前の古代打楽器「虎紋石磬」のレリーフが施されており、来る寅年を象徴している。ほかにも非常に巧みな仕掛けが施されている。碗の中に描かれた唐代女性の手の高さまで飲み物を注ぎ入れ、セットになっているバチで軽く碗を叩くと、中国の五音音階である「宮、商、角、徵、羽」を奏でることができるのだ。春節(旧正月、今年は2月1日)に、親戚や友人たちと一緒に賑やかに過ごすのにおあつらえ向きの商品と言えるだろう。(編集AK)
「人民網日本語版」2021年1月12日