対外貿易の好調さに牽引される形で、中国の外貨準備高が3ヶ月連続で回復増加した。国家外貨管理局が7日に発表したデータによると、2021年12月末現在、中国の外貨準備高は3兆2502億ドル(1ドルは約115.6円)に上り、前月末に比べて278億ドル増加し、増加率は0.86%だった。10月は前月末比170億ドル増加、11月は同48億ドル増加、通年では前年比336億ドル増加した。これにより、外貨準備高は8ヶ月連続で3兆2千億ドルを上回り、16年以来の最高を更新した。「経済日報」が伝えた。
同局の王春英副局長兼報道官は、「2021年12月には、外貨市場の運営状況は全体として安定し、国境を越えた資金の流動は活発で秩序があった。国際金融市場では、新型コロナウイルスの感染状況、主要国の金融政策への予想などの要因の影響により、米ドル指数が低下し、主要国の金融資産価格は上昇と下落の繰り返しがあった。外貨準備は米ドル建てで計算し、非米ドル通貨を米ドルに換算すると金額が多くなる傾向があり、資産価格の変化などの要因も作用し合って、12月の外貨準備高が増加することになった」と説明した。(編集KS)
「人民網日本語版」2022年1月10日