北京積水潭病院手外科の楊勇氏のチームが開発した初の複合信号スマート義手が成功した。科技日報が伝えた。
このスマート義手は既存の筋電信号を踏まえ、独創的な筋肉再分布手術(MRT)により手の親指の運動信号を肢体運動信号に転化するうえ、独自に開発した運動センサーにより正確にキャッチすることで、人体の運動信号の出力を豊富にしている。これにより、スマート義手の操作がより自然かつ滑らかになっている。
研究チームは被験者のためにMRT手術を行った。術後にソフトウェア、センサー、ソケット、スマート義手の調整と改良を重ね、このほどついにすべての準備作業を完了するとともに、スマート義手の応用実験を行った。
SHAP、BBT、ARATが含まれた今回の実験内容は、いずれも義手の機能を評価する標準化ツールで、日常生活における複数の動作と抽象タスクが含まれる。これによって被験者のつかみ、握り、つねる動きと全体的な動きを評価した。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年10月11日