今月20日、北京、東京、ソウルがオンラインで繋がり、「平和、友情、奮闘」をテーマにした日中韓名家オンライン書法展の開幕式・オンライン書道会が開催された。
中国人民対外友好協会の林松添会長や中国書道家協会の蘇士澍名誉主席、中国国家画院の曾来徳元副院長、著名な書道家である蔡大礼氏や杜浩氏、日中文化交流協会の星弘道常任委員と中野暁専務理事、日本の著名な書道家である辻元大雲氏、韓日文化交流会議の鄭求宗委員長、韓国芸術の殿堂ソウル書芸博物館の李東拲館長、韓国国際書道家協会の鄭道準会長、韓国の著名な書道家である黄皙捧氏などが、北京と東京、ソウルで開幕式に参加し、挨拶した。
林会長は挨拶の中で、「3日後には、世界の注目を集める東京オリンピック、パラリンピック競技大会が開幕を迎え、来年の初め頃に開催される北京冬季オリンピック、パラリンピック競技大会の準備も順調に進められている。書を介してオンラインで友情を語り合うのは、文化の力を通じて、中日韓3カ国の人々の平和を愛して友情を守るという共通の声と、困難に怯えることなく、粘り強く奮闘するという確固たる決心を全世界に届けるため。また、ともにこれから開幕する東京五輪大会と北京冬季五輪大会に祝福を送り、2024年に開催される韓国冬季ユースオリンピックに熱い期待を寄せたい。アジアで次々と開催されるオリンピック大会は、必ずやオリンピック精神とスポーツの力で、人々のコロナと闘う勇気と自信を奮い立たせ、手を携えて感染症に打ち勝ち、一日も早く平常どおりの生活と生産活動を取り戻せるよう激励してくれると信じている」と語った。
さらに、林会長は、「中日韓の三国は互いにとって重要な隣国で、アジアの重要な国同士でもある。今年と来年は『中日文化・スポーツ交流推進年』、『中韓文化交流年』だ。来年、中日、中韓はそれぞれ、国交正常化50周年、国交樹立30周年を迎え、三国関係は重要な節目と発展のチャンスを迎える。三国の国民が手を携えて前進し、共に平和を守り、友誼を継続させ、奮闘し、未来を切り拓き、世界の平和と安定、繁栄、発展のために、貢献することを願っている」と語った。
また、日中文化交流協会の常任委員を務める著名な書道家の星弘道氏や、韓日文化交流会議の委員長を務める鄭求宗氏も挨拶し、文化交流や五輪の開催成功を通じて、三国の国民が理解や親睦を深め、世界の平和を守り、共に新型コロナウイルスに打ち勝つことを願う思いを語った。
星氏は、「新型コロナウイルスが、世界各国の文化や旅行、産業に非常に大きな影響を与えている。そうしたなかで、日中韓名家オンライン書法展を開催することで、文化や国籍の違いを乗り越え、世界平和を目指して、友情、連帯感、フェアプレーという五輪の精神を発揚し、人々の心を大いに励ますことができると信じている」と語った。
そして鄭氏は、「書道は中国、韓国、日本という東アジア三国が数千年にわたり分かち合ってきた漢字文化だ。三国の書道家の作品に託された漢字文化芸術がコロナ禍で心身ともに疲れ果てた三国の人々に慰めと活力を与えることができればと思う。書道という形の文化交流を通じて、東アジア諸国の親睦、平和が促進され、友好な協力関係が一層発展していくことを願っている」と語った。
開幕式・オンライン書道会に出席した三国の書道家は揮毫してその腕前を披露し、オンラインで、それぞれの作品に込められた思いなどを語り合ったほか、五輪に対する祝福の言葉や平和、友好、共同発展を願う思いを語った。その他、中日韓の書道家11人がビデオメッセージを寄せ、オンライン書法展や五輪を祝福したほか、新型コロナウイルス収束後の再会を約束した。
日中韓名家オンライン書法展の開幕式・オンライン書道会は、中国人民対外友好協会、中国国家画院、日本中国文化交流協会、韓日文化交流会議、韓国芸術の殿堂ソウル書芸博物館が主催。同書法展では、「平和を大切にし、五輪の精神を発揚」をテーマにした中日韓の著名な書道家94人の97作品が、人民網国際チャンネル、日本語チャンネル、韓国語チャンネル、芸維雲展のデジタル美術館で公開されている。「平和、友情、奮闘」というテーマは、三国の書道家・金栄培氏、辻元大雲氏、蘇士澍氏が共同で書き上げた。(編集KN)
書法展・中国語版URL:
http://world.people.com.cn/GB/8212/191816/437961/index.html
書法展・日本語版URL:
http://j.people.com.cn/206603/416799/index.html
書法展・韓国語版URL:
http://kr.people.com.cn/204015/416802/index.html
芸維雲展のデジタル美術館URL:
芸維雲展のデジタル美術館ホーム画面(写真提供・主催者)
「人民網日本語版」2021年7月21日