「これって故宮でしょ?」、「とってもきれい!」。広州市番禺区の市橋東城幼稚園で今月9日、ブロックを組み立てて作られたミニ「故宮」に、園児たちが興味津々といった様子で見入っていた。中国新聞網が報じた。
朱色の壁や金色の瓦など、大小の宮殿群が幾重にも連なる故宮の全体像が再現されている。午門から入ると、三大殿(太和殿、中和殿、保和殿)を中心に、全ての建物が敷地内に作られており、城門や堀、隅やぐらなどもブロックで丁寧に作られている。
この「故宮」の製作者は広州に住む「80後(1980年代生まれ)」の黎志寧さん。昨年9月から着手し、ブロック70万個を使って、今年5月末に縦4メートル横2.4メートルのこの作品を完成させた。「子供たちが見て、自分で何かを作ることに興味を持つようになったり、中国の文化を好きになったりしてもらいたいと思って、幼稚園で展示することにした」と黎さん。
この作品を作るために、まだ故宮に行ったことのない黎さんは、インターネットを通じて、故宮の平面図を探し、試行錯誤しながら組み立てたという。(編集KN)
「人民網日本語版」2021年7月13日