国家耐塩性稲技術革新センターの設立が承認

人民網日本語版 2021年03月31日14:47

湖南省科学技術庁が30日に明らかにしたところによると、科学技術部(省)はすでに湖南省による国家耐塩性稲技術革新センターの設立を承認している。「技術と土地で食糧を確保」という国家戦略を実現するために技術の備蓄を提供し、2030年までに異なるアルカリ性土壌生態エリアでの栽培に適した、重大な応用価値を持つ稲の新種を10-15種育成し、全国での普及面積を1億ムー(約667万ヘクタール)とし、1ムー(約6.7アール)当たり生産量を300キログラム以上とすることが目標だ。科技日報が伝えた。

中国のアルカリ性土壌は15億ムーにのぼる。中国工程院の袁隆平院士は、「1億ムー余りの稲栽培のポテンシャルを持つアルカリ性土壌を活用すれば、毎年8000万人分以上の食糧を増産できる」と繰り返し述べている。

国家耐塩性稲技術革新センターは、湖南ハイブリッド稲研究センターが中心となり、海南大学、青島海水稲研究発展センター、広東海洋大学、江蘇省農業科学院など11の機関と共同建設する。世界一流の耐塩性稲研究開発技術革新プラットフォームの構築に取り組み、全産業チェーン国家先端革新人材を育成し、産業の鍵となる中核技術の研究を行い、革新型産業クラスターを構築する。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年3月31日

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