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観測気球、3万メートルの上空で気象観測

人民網日本語版 2021年03月24日14:03
観測気球、3万メートルの上空で気象観測
成都温江国家気象観測台で、ロープを一定の高度まで延ばし、観測気球を飛ばそうとする気象観測エンジニアの陳建氏。(16日撮影)。

3月23日の「世界気象デー」を控え、筆者は四川省成都市の温江国家気候観測台を訪れ、観測気球による気象観測の秘密に迫った。新華網が伝えた。

夕方、曇り時々晴れ。四川省成都市温江区気象局高空気象観測エンジニアの陳建氏は観測気球専用バッテリーの準備、観測気球の気圧、気温、湿度センサーの正確な較正、レーダー動作周波数のチェックといった一連の準備作業を終えてから、水素操作室に入り、気球に水素をフル充填した。この直径約1.5メートルの「大型気球」はラジオゾンデを搭載し自由に浮上し、地上から3万メートル上空の気温、気圧、湿度、風などの気象データを取得する。地上から3万メートルほど離れると、気球は自ら破裂し、観測の使命を終える。観測台の作業員は毎日1時15分、7時15分、19時15分の3回に分け観測気球を放ち、関連する気象データを取得する。

全国24の国家気候観象台の一つである温江国家気候観象台は、高空気象観測、地上気象、農業気象、放射線、雷などの観測作業を担当しており、取得した気象資料は中国内外と交換し、中国の気候モデルの開発、気候変動メカニズムの研究にデータのサポートを提供する。気象防災・減災能力を高め、気候変動に科学的に対応する能力を強化する。(編集YF)

「人民網日本語版」2021年3月24日

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