四川省成都市始発、ロシア・サンクトペテルブルク行きの国際定期貨物列車「中欧班列」第1便がこのほど、サンクトペテルブルクのシュシャリ駅に到着した。
この列車には、中国化学工程第七建設有限公司のバルト海天然ガス化学工業コンプレックスプロジェクト建設で使用する関連物資が積み込まれている。物資はコンテナ50基に積まれ、総重量は677トンになる。
成都からサンクトペテルブルクへの「中欧班列」はテスト運行が成功しており、輸送にかかる時間が海上輸送に比べて2ヶ月近く短縮され、顧客は貨物移動の所要時間を大幅に節約できるようになった。ロシア鉄道十月鉄道支社のゴロモルジン社長は同日に行なわれた歓迎式典で、「『中欧班列』は『一帯一路』(the Belt and Road)共同建設プロジェクトの実施に後押しをするものであり、ロシアと中国の貿易のポテンシャルが更にかき立てられることになる」と述べた。
バルト海天然ガス化学工業コンプレックスプロジェクトは建設期間に現地で数千人の雇用を生み出し、現地の従業員は技術・技能訓練を受けることになる。同プロジェクトが完成すれば、ロシア液化天然ガスと液化石油ガスの輸出量が30-40%増加する見込みで、現地の経済社会の発展がより一層促進されることになる。(編集KS)
「人民網日本語版」2021年3月24日