中国船舶集団傘下の広船国際有限公司と広東スマート無人システム研究院が20日、広州市南沙で海洋総合科学調査船1隻の建造・購入契約を結んだ。同船の最大作業排水量は1万トン以上で、完成後は中国で排水量が最大の、最も高性能な海洋総合科学調査船になる。中国新聞網が伝えた。
同船の全長は117.2メートル、型幅は21メートル、型深さは9メートル。設計上の喫水は5.4メートル、設計上の排水量は7920トン、最大作業排水量は1万100トンで、最大科学調査積載能力は600トン以上。同船はレベルBの対氷補強要求を満たす。全電力駆動、DP2ダイナミックポジショニングシステムを採用し、360度の全視野を見渡せる操縦室がある。
同船は海洋総合科学調査能力を持ち、マルチビーム、シングルビーム、CTDなどの科学調査・探査設備と操作支援設備を備え、複数の学科による海洋科学調査の機能を実現する。同時に同船は複数の科学調査装置を取り付けるスペースと接続ポートを確保しており、高い科学調査の拡張能力を持ち、中国の将来の海洋科学調査の需要を満たせる。(編集YF)
「人民網日本語版」2021年3月22日