あるショップのカスタマーサービススタッフは取材に対して、「オンラインで、おはよう、こんにちは、こんばんはなどの挨拶の送信代行を利用するのはほとんどが男性。彼女や片思いしている相手へのメッセージを、当ショップが代行して送信する」と説明する。
その他、それぞれの必要に応じたオーダーメイドサービスもある。例えば、「やさしいお姉さんが朝起こしてくれる」サービスや「おはよう、ワーカー」と挨拶してくれるモーニングコールなど、気軽でユニークなサービスのほか、宿題ができるまで監督してくれるサービスまである。
自分を励ますメッセージを注文する人も
さらにユニークなオーダーメイドサービスもある。例えば、告白や別れ、復縁、謝罪など、なかなか自分の口では言いだせないことをショップに言ってもらうサービスだ。
カスタマーサービスによると、謝罪の注文数は少なく、最も多いのは、モーニングコールと宿題ができるまで監督してくれるサービスだという。自分のために注文するという人が多くおり、「ストイックさに欠けるため、誰かに見ていてもらいたいと思うのだろう」。
また、自分を励ましてもらったり、エールを送ったりしてもらうために、自らオーダーメイドサービスの注文をする人もいるという。ある宣伝文句には、「『おやすみ』と言ってくれる人がいないなら、自分のために注文してみよう」と書かれている。そして、あるネットユーザーの「7月は最悪だったので、8月は良い月になってほしい。心からの応援メッセージを送ってほしい」という注文に、「同じく最悪だったと思っている誰かを励ましてみよう。あなたにとって8月が良い月となりますように!」と答えている。
その他、オーダーメイドオンライン恋人サービスもある。ショップスタッフの微信アカウントのアイコン画像を指定のアイドルに変えてもらい、そのアイドルの話し方でチャットしてもらえるサービスだ。しかし、ショップ側は、「楽しむための単なるオンラインゲームであり、本気になったり、夢中になったりはしないでください。おかしいと感じた時点で、サービスは終了させていただきます」と、あらかじめ注意事項を示している。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年11月24日