上海で国内症例となる新型コロナウイルス新規感染者2人を確認

人民網日本語版 2020年11月23日15:03

上海市浦東新区衛生健康委員会は今月22日午前、新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者のスクリーニング検査を進める中で、感染の疑いがある人を2人確認したと発表した。

感染の疑いがあったのは、男性の曹さん(46)と女性の張さん(30)。曹さんは、今月20日に感染が確認された浦東国際空港西エリアにある貨物集積場の安全検査員・呉さんの同僚となる。張さんは、今月21日に感染が確認された王さんの妻。2人は22日午後に、市、区の疾病予防管理センターでPCR検査を受け、陽性だった。市級の専門家の診察、臨床、医学画像の分析、実験室のPCR検査を経て、新型コロナウイルスの感染が確認された。

浦東空港の関係者全員が徹夜でPCR検査

22日夜、上海浦東国際空港は、全ての関係者を対象にPCR検査を実施した。各貨物集積場や貨物輸送エリアの全ての関係者が夜通しで検査を受けた。検査を行う医療従事者は、空港のP4駐車場2階に設置された臨時検査エリアで検体を採取した。

22日24時時点の新規感染者は11人

今月22日0時から24時にかけて、31省(自治区、直轄市)と新疆生産建設兵団で新たに確認された新型コロナウイルス感染者は11人。うち、輸入症例9人(広東省4人、北京市1人、天津市1人、上海市1人、福建省1人、陝西省1人)。国内症例は2人(いずれも上海)で、新たな死者は0人、新たに感染が疑われた人は0人。

現在報告されている治療中の患者は315人(うち重症者は6人)。治癒・退院した人は累計8万1493人、死者は累計4634人、感染者は累計8万6442人。感染が疑われている人は0人。追跡調査を受けた濃厚接触者は累計87万6725人、現在も医学的観察を受けている濃厚接触者は1万1231人となっている。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年11月23日

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