このほど開かれた新型コロナウイルス感染症国際科学研究革新シンポジウムにおいて、出席した複数の専門家は「新型コロナ科学研究関連分野の経験交流及び知識の共有を強化し、世界公衆衛生安全を守る科学技術革新の重要な役割を発揮し、人類運命共同体を構築するために科学技術の力を貢献しよう」と呼びかけた。新華社が伝えた。
感染症が発生した後、中国は速やかに動員をかけ感染対策の科学研究を展開した。真っ先に世界保健機関(WHO)とウイルスの遺伝子配列を共有することから、5つのテクノロジー・ロードマップでワクチン研究を推進することに至り、検査技術体系から薬品スクリーニングに至るまで、中国の科学技術界は感染対策の中で積極的に行動し、勇敢に責任を果たした。それと同時に中国の科学技術界は各国の専門家と連絡及び意思疎通を維持し、交流の場を構築し、情報交流を推進し、世界の感染症との戦いに貢献した。
中国国際人材交流協会の責任者である夏兵氏は、「感染症に打ち勝つためには科学技術の力が不可欠だ。科学に答えと方法を求めることを堅持しなければならない。科学に国境はなく、協力に距離は関係ない。各国の科学者は理解、相互信頼、交流を促進し、確かに役立つ科学研究成果を共に打ち出すべきだ。国際科学研究協力をさらに掘り下げ、交流・共有の場を構築し、薬品、ワクチン、検査などの分野の科学研究協力を共に推進し、安定的な世界感染症予防体系を構築するべきだ」と提案した。
中国国際人材交流協会が主催したシンポジウムは、「科学研究の最良の実践を共有し、互恵・ウィンウィン・協力を模索」というテーマに焦点を絞り、国際科学研究交流・協力の促進による新型コロナ対策に取り組む。中国、米国、カナダ、英国、ドイツ、スウェーデン、キューバなどの有名専門家・学者20人近くが動画で出席した。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年7月17日