国防部(国防省)の呉謙報道官は1日、予備役部隊の指揮体制の変更について記者の質問に答え「『予備役部隊指導体制の調整に関する中共中央の決定』に基づき、2020年7月1日0時より、予備役部隊を全て軍の指揮体系下に置き、現行の軍・地方の二重指導体制から、中共中央、中央軍事委員会による集中的・統一的指導へと変更する」と説明。
「今回は主に予備役部隊の指導体制の調整であり、人民解放軍の構成部分であるという予備役部隊の属性に変更はない。予備役部隊は各軍兵種部隊体系の構成要素として、現役部隊を効果的に補完し、現役部隊と共同で新時代における軍の使命と任務を履行する」と述べた。
また、今回の予備役部隊調整改革の他の重要な措置に関する質問に「予備役部隊の軍兵種の割合も整え、陸軍予備役部隊を削減し、他の軍兵種の予備役部隊を増やし、軍兵種の割合をより調和の取れたものにする。また、予備役部隊の構成を最適化し、精鋭で適しているという原則に基づき、戦争形態の変化と将来の作戦ニーズに適応させ、現役部隊と一体的に計画し、融合的に発展させ、現役部隊への効果的な支援と補完を実現する」と述べた。(編集NA)
「人民網日本語版」2020年7月2日