長江流域で初の1000トン級完全電気貨物船「中天電運001」がこのほど、江蘇省常州市で試験航行に成功した。これは長江流域の貨物船が正式にクリーンエネルギーの代替を開始し、長江の汚染物質の排出を根本から減らすことを意味する。人民日報が伝えた。
交通運輸部(省)の完全電気貨物船を発展させようという呼びかけに応じ、国網江蘇電力は2018年に新エネ船舶製造企業と共に、長江流域で初の1000トン級完全電気貨物船の建造を開始した。中天電運001はリチウム電池とスーパーキャパシタの二重駆動を採用。船全体の電池の容量は1458kWhで、電気自動車40台分に相当する。停泊中の2時間半の充電により50キロ航行できる。年間150回運行するとして計算すると、年間電力消費量は45万kWhほどで、燃油の使用量を20.16トン削減できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2020年5月14日