2010年4月14日に青海省玉樹藏(チベット)族自治州で青海地震が発生し、今月14日で丸10年を迎えた。当時、北京市が同自治州に対して実施したペアリング支援も丸10年を迎えることになる。北京青海玉樹指揮部は13日の取材に対して、ここ10年、北京市の同自治州へのペアリング支援資金は累計で26億6000万元(1元は約15.25円)に達し、同自治州の19万人が貧困を脱却できるようサポートしてきたことを明らかにした。新華社が報じた。
青海地震発生後、北京市は直ちに復興事業に参加し、10年6月にはペアリング支援・経済協力事業指導グループ青海玉樹指揮部を立ち上げ、玉樹藏族自治州に対するペアリング支援がスタートした。これまで10年の間に、4期に分けて、幹部176人を同自治州の各種事業を支援するために派遣し、同自治州に対するペアリング支援資金は累計で26億6000万元に達し、各種建設支援プロジェクト319プロジェクトを実施して、自治州の19万人が貧困を脱却できるようサポートしてきた。
北京市のペアリング支援は、民生、医療、教育、産業貧困支援などの分野に重点を置き、これまで10年の間に、2484貧困世帯、合わせて7860人の住宅をめぐる問題を解決し、同自治州初の三級総合病院を建設し、自治州外の教育機関がクラスや学校を同自治州に設けることで、同自治州の高校教育資源不足というウィークポイントを補い、特色産業を構築して、リーディングカンパニーを開発することで、ヤクや黒ハダカムギ、西蔵羊 (Tibetan Sheep)の三大産業チェーンを構築し、同自治州の一市五県の貧困脱却をサポートしてきた。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年4月14日