武漢でジュエリーデザイナーをしている方龍慧子さんは、中国地質大学珠宝学院(GIC)でデザインを教える教師でもある。武漢が「封鎖」を発表した日、彼女は夫と共に、江蘇省揚州市の実家に帰る予定だったものの、悩んだ末、他の多くの人と同じく、武漢に残ることを選んだ。
新型コロナウイルスが猛威を振るい始めた当初、恐怖と情報不足から、インターネット上では武漢や武漢の人々に対する偏見などネガティブな声が目立った。「憤りを感じ、心が傷ついた。その時、自分はこの都市が大好きなんだと気付いた」と話す方龍慧子さんは、自らの専門分野を活かして、武漢をテーマにしたジュエリーのデザイン画を作成し、美しい武漢を多くの人にちゃんと知ってもらうことにした。