上海市浦東新区人民病院では16日夜、浦東空港から入国した入境者のうち発熱がみられた人たちが受診していた。検査の流れは通常の受診手続きと同じで、まず事前検査をしてから受付をし、支払いを済ませる。医師が問診した後は、血液検査とCT検査をする必要がある。検査結果はリアルタイムで専門家グループに送られ、専門家グループは30分以内に立ち会い診察を行って新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判断する。感染の疑いがないと判断されれば、14日間の隔離に入る。感染が疑われる場合は、上海衛生健康員会に報告し、さらに浦東新区疾病予防管理センターにも通知する必要があり、発熱問診でサンプルを採取し、疾病予防管理スタッフが1時間以内にサンプルを受け取りに来て、12時間以内にPCR検査の結果が判明する。つまり、専門家グループの立ち合い診察で新型コロナウイルス感染の疑いがないと判断されれば、最短2時間でその場を離れることができる。さらにPCR検査が必要、もしくはその他のすぐに新型コロナウイルス感染の疑いを排除できない人については、そのままそこにとどまり経過観察し、感染性病棟で治療を受けることになる。その後、感染していないと判断されればすぐに退院でき、それまでの期間は隔離期間に算入される。感染が確認された場合は上海市公共衛生センターに移送され、治療を受けることになる。浦東国際空港から最も近い総合病院である浦東新区人民病院では、このところ、浦東空港からの特殊発熱問診数が1日あたり平均20%増となっており、すでにこれまでの感染拡大期間のピーク時の2倍となっている。中国新聞網が伝えた。(編集AK)
「人民網日本語版」2020年3月17日