四川省宝興県磽磧藏族郷の村民が野生のパンダ目撃

人民網日本語版 2020年01月08日16:13

慌てて山に向かって走り去っていく野生のパンダ(画像提供・取材対応者)。

四川省雅安市宝興県磽磧藏族郷勒楽村の村民・王康忠さんは7日、山から下りてきた野生のパンダを発見して、スマホで撮影した。しかし、「撮影しようとする人間の姿を見て、パンダはあっという間に逃げてしまった」と当時の様子を説明した。中国新聞網が報じた。

王さんによると、同日午前9時過ぎに、王さんの妻が自宅から約100メートルほど離れた場所で畑仕事をしていたところ、突然、動物の足音のような音が聞こえてきたという。初めは気にとめていなかったものの、その後、顔をあげたところ、一頭の野生のパンダがいることに気づいた。

王さんが撮影した短い動画を見ると、野生のパンダが慌てて山に向かって走り去っていく様子が映っていた。

同日午前、勒楽村で農作業をしていた村民数人も野生のパンダを目撃したとしており、王さんが撮影したパンダと同じパンダと見られている。

「パンダの故郷」と称される宝興県では2019年に何度も野生のパンダが目撃されている。同県のほとんどの地域は現在すでに「パンダ国家公園」のエリアに組み込まれている。(編集KN)

「人民網日本語版」2020年1月8日

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