中国人民銀行(中央銀行)は1日、実体経済の発展を支え、社会の資金調達コストを低減させるべく、金融機関から資金を預かる預金準備率を6日から0.5ポイント引き下げると発表した(財務、金融リース、自動車金融に携わる企業は対象外)。新華社が伝えた。
人民銀行の関係責任者は、今回の預金準備率引き下げについて、「今回は全面的な引き下げ。この反循環的調整により市場に8000億元(1元は約15.6円)以上の長期的資金を放出し、金融機関が実体経済を支える安定した資金源を効果的に増やし、金融機関が実体経済を支えるための資金コストを低減し、実体経済を直接支えることができる」と説明している。
業界関係者は、「今回の預金準備率引き下げは、十分で合理的な流動性が保たれ、現金貸付や社会融資の規模の拡大と経済発展のバランスを取ることにプラスで、質の高い発展や供給側の構造改革に適した通貨・金融的環境を作り出し、市場化改革を通して金融政策の効果を拡大させ、市場の主体の活力を喚起し、市場が資源配置における決定的役割を一層果たし、実体経済を支えることにプラスだろう」との見方を示した。(編集KN)
「人民網日本語版」2020年1月2日