西蔵(チベット)自治区林芝(ニンティ)市米林県羌納郷林巴村のリンゴ園の傍らで26日、チベットリンゴの標準化栽培モデル・技術講習会が開かれた。2014年、チベット自治区は四川省と農牧科学技術戦略協力協議を締結し、チベット自治区農牧科学院と四川省農業科学院の緊密な協力のもと、チベットのリンゴ産業は新しい品種と新技術、新モデルの応用推進を強化した。現在、林芝市はすでに8つの高基準の栽培モデル基地を建設し、その栽培モデルは延べ約23.33平方キロメートル以上で実施されている。新華網が伝えた。
林芝市の平均標高は3100メートルで、「チベットの江南」と讃えられている。自然環境における優位性に非常に恵まれており、標高が高く、昼夜の温度差が大きく、光熱資源が豊富で、良質で安全、優れたリンゴを栽培するのにとても適している。しかしこれまで長きにわたって行われてきた昔ながらのリンゴ栽培は効率が低く、その生産量が少なく、質も低く、チベットのリンゴ産業の発展のボトルネックとなっていた。現在、果樹の優良品種を導入し、技術的なブレイクスルーを展開し、「産業技術プラットフォーム+モデル県+基地+大規模栽培(専業合作社)」応用推進モデルを構築することによって、林芝市はリンゴの標準化栽培モデルを打ち出し、昔ながらの栽培に比べ約4倍の増産を実現している。リンゴの標準化栽培は、その生産物を「レベルアップ」させただけでなく、農民に増収と富をもたらす新たな道を切り開いている。(編集TG)
「人民網日本語版」2019年10月29日