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中米の研究者、糖尿病合併症のスピーディな検査方法を開発

人民網日本語版 2019年10月08日15:13

中国と米国の科学研究者はスピーディで正確に糖尿病の合併症を検査する方法を開発した。数滴の血だけで、糖尿病患者の心臓病、アテローム性動脈硬化、腎不全などの命を脅かす合併症の有無を確認できる。新華社が伝えた。

世界の4億人以上の糖尿病患者のうち、3分の2以上が血管合併症で死亡している。合併症の早期発見により症状の進行を遅らせ、死亡を減らすことができる。

糖尿病の合併症の検査方法には現在、患者の身体質量指数や罹患の時間などの検査がある。これはミスしやすく、早期干渉もしにくい。それに対し、新たな検査方法は3-5ミリリットルの血液しか使わない。患者に血管合併症が発生した場合、その損傷した血管は血液中にDNAを分泌する。高度に敏感な血液検査方法により、関連する生物マーカーを分析・発見できる。

中国の武漢大学、米国のシカゴ大学とノースウェスタン大学の研究者がこの研究に参加した。論文は米Clinical chemistry誌(最新号)に掲載されている。研究者は糖尿病患者62人の検査を行った。うち34人に一種の合併症があり、16人に複数の合併症があった。12人には合併症がなかった。結果によると、新たな方法は現在の検査方法よりもはるかにスピーディで正確だ。

説明によると、この方法はこれまで肝臓がんに用いられていた。3000点以上の血液サンプルからがん患者を特定し、そしてリスクのある人々をがん患者としてマークすることができた。この方法はさらにリンパ腫、多発性骨髄腫、結腸癌などに使用される。約88%の腫瘍を検出でき、従来の血液検査方法より優れている。(編集YF)

「人民網日本語版」2019年10月8日

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