中国が「移動する中国」と呼ばれる理由 (3)

人民網日本語版 2019年09月16日11:25

別の統計によると、1949年に中国の鉄道総延長距離は1万8000キロ余りだった。2018年に鉄道営業総延長距離は13万キロを突破した。高速鉄道の総延長距離は世界の3分の2を占める。輸送旅客数は世界人口の半分近くに相当する延べ33億7000万人だった。2019年に、高速鉄道総延長距離は3万キロを突破した。

■体制・制度の革新が移動上の困難を除去

移動の高水準の発展を促進するため、中国は体制と制度の革新を重ね、拡大し相乗効果を生んでいる。

戸籍制度改革を段階的に推し進めてきた。吉林省出身の楊さん(37)は2018年にポイント制戸籍登録申請によって北京戸籍を取得した。同年には他に6018人が同様に北京戸籍を取得した。現在、農村部出身者数千万人が都市戸籍を取得できるチャンス期を迎えている。

国家統計局によると、2018年末時点で常住人口の都市化率は59.58%、戸籍人口の都市化率は43.37%となっている。

平等で開かれた包摂的な現代都市文化が、ゆとりと調和のある生活環境、自由で平等な起業の雰囲気をもたらし、深センに代表される移住都市を多数生み出した。改革開放の持続的推進に伴い、「移動する中国」は中国現代化の加速を意味するようになっている。

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