税関がまとめた統計によると、今年1-7月には、中国の物品貿易輸出入額が17兆4100億元(1元は約15.0円)に達し、前年同期比4.2%増加した。このうち輸出は9兆4800億元で同6.7%増加し、輸入は7兆9300億元で同1.3%増加し、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は1兆5500億元の黒字で、黒字額は同47.4%拡大した。7月の輸出入総額は2兆7400億元で同5.7%増加し、うち輸出は1兆5300億元で同10.3%増加、輸入は1兆2100億元で同0.4%増加、貿易収支は3102億6千万元の黒字で、黒字額は同79%拡大した。
米ドル建てで計算すると、今年1-7月の輸出入額は2兆5600億ドル(1ドルは約105.9円)で同1.8%減少し、輸出は1兆3900億ドルで同0.6%増加、輸入は1兆1700億ドルで同4.5%減少で、貿易収支は2256億9千万ドルの黒字となり、黒字額は同38.7%拡大した。7月の輸出入総額は3980億ドルで同0.8%減少し、輸出は2215億3千万ドルで同3.3%増加、輸入は1764億7千万ドルで同5.6%減少、貿易収支は450億6千万ドルの黒字で、黒字額は同63.9%拡大した。
1-7月期、中国全土の実行ベース外資導入額は引き続き安定した成長を見せた。同期、中国全土で新規登録された外資系企業は2万4050社、実行ベース外資導入額は前年同期比7.3%増の5331億4000万元(1元は約15.1円)だった(ドル計算での実行ベース外資導入額は前年同期比3.6%増の788億ドル)。7月、中国全土の実行ベース外資導入額は前年同期比8.7%増の548億2000万元だった(ドル計算で、実行ベース外資導入額は前年同期比4.1%増の80億7000万ドル)。
中国の東・中・西部地域、自由貿易試験区も全体的に成長を遂げた。東部地域を見ると、実行ベース外資導入額は前年同期比6.3%増の4571億1000万元だった。中部地域の実行ベース外資導入額は前年同期比3.5%増の360億9000万元、西部地域は前年同期比25.2%増の399億4000万元だった。自由貿易試験区は前年同期比14.6%増の754億7000万元だった。
1-7月、中国の対外投資協力は安定の中で成長している。中国国内の投資家は、世界の153ヶ国・地域の企業4088社に非金融類直接投資を行い、投資額は前年同期比3.3%増の累計4329億2000万元(1元は約15.1円)に達した。7月、対外直接投資額は同25.5%増の680億6000万元だった。
1-7月、対外請負プロジェクトの営業額は同2%増の5491億3000万元、新規契約額は同比1.9%増の8201億元に達した。対外労務協力のために派遣した各種労働者は前年同期とほぼ横ばいの26万5000人だった。7月末の時点で、中国国外にいる各種労働者は97万2000人だった。
■中国地域別上半期GDPランキングが発表 トップは広東省
中国国家統計局がこのほど公表した今年上半期の中国31省・自治区・直轄市の国内総生産(GDP)統計によると、トップは広東省で、約5兆500億元(1元は約15.1円)。以下、2位江蘇省4兆8600億元、山東省4兆1800億元と続いた。>>>
■中国7月のCPIは2.8%上昇
今年7月には、全国の消費者物価指数が前年同期比2.8%上昇し、注目を集める食品価格は同9.1%上昇した。このうち果物価格は同39.1%上昇して、CPIを約0.63ポイント(p)引き上げた。食肉類価格は同18.2%上昇し、CPIを約0.75p引き上げた(豚肉価格は同27.0%上昇して、CPIを約0.59p引き上げた)。鶏卵価格は同11.4%上昇して、CPIを約0.06p引き上げ、トリ肉類価格は同7.6%上昇して、CPIを約0.09p引き上げ、野菜価格は同5.2%上昇して、CPIを約0.12p引き上げた。>>>
■中国7月の外貨準備高は3兆1037億ドル
国家外貨管理局がこのほど発表した最新のデータによると、2019年7月末現在、中国の外貨準備高は3兆1037億ドル(1ドルは約106.0円)となり、年初に比べて310億ドル増加し、増加幅は1%だった。>>>
(編集JZ)
「人民網日本語版」2019年8月23日