19年中国大卒者報告 賃貸住まい7割で家賃平均1668元

人民網日本語版 2019年06月17日14:39

今年もまた大学卒業シーズンを迎えた。生活情報サイト・58同城と不動産情報サイト・安居客が13日に発表した「2019年大学卒業生就職住居報告」によると、大卒者の70%が賃貸住宅を選択し、家賃の主な出所は自分の給与と両親からの援助だった。中国新聞社が伝えた。

この報告は一線都市と新一線都市計15都市の19年の大卒者を対象とした調査研究に基づくもので、対象者の学歴は専科(短大に相当)以上。一線都市の対象者が30%、新一線都市の対象者が70%を占める。

卒業したばかりで、経済的には限りがあり、社会経験も乏しい大卒者たちは、安定した住居探しが社会に出るという試練の一つになっている。同報告によると、大卒者の約70%が「賃貸に住んでいる」か、「住む予定」で、「賃貸は選択肢に入らない」は30.3%だった。

経済的な制限により、家賃は月額800-1800元(1元は約15.7円)に集中し、平均は1668元だった。一線都市の平均は新一線都市を上回った。働き始めた大卒者にとって、部屋を借りることは誰にとっても大きなプレッシャーになる。家賃の出所を複数回答で聞いたところ、「自分の給料」が81.4%、「両親からの援助」が42.7%に上り、「クレジットカード」も26%いた。家賃に占める両親からの援助の割合は20-50%だった。

「ルームシェアを選ぶか」との質問に対しては、54.9%が「選ぶ」と答え、「どんな人とルームシェアしたいか」では、「同僚や同級生などよく知っていて共通項がある人」とした回答者が多かった。「人間関係が複雑でなく、よい生活習慣・休息の習慣をもった人」を挙げた回答者も多かった。

また、同報告によると、住宅購入は引き続き多くの回答者の目標になっている。「住宅購入の計画がある」は95%に上り、「働いている都市(出身都市が働いている都市である場合を含む)で住宅を購入したい」は76.6%に上った。「出身都市に戻って住宅を購入したい」は16.4%、「住宅を購入する予定はない」は1.3%にとどまった。(編集KS)

「人民網日本語版」2019年6月17日

  

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