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中国基本医療保険加入者が13.4億人に

人民網日本語版 2019年03月06日09:34

中国東部の浙江省徳清県の中医学病院のホールで、看護師からスマート医療端末の説明を受ける男性。同県衛生・計画出産委員会は農商銀行や科学研究機構と連携して、県内の医共体の統一決済プラットフォームを打ち出した。県内の医共体内の医療機関で医療保険を利用し、医療費をオンラインでもオフラインでも支払うことができるシステムを打ち出したのは中国でも初。患者にとっては、ハイクオリティの医療資源を利用し、便利に診察を受けることができるようになっている(写真提供・人民図片)。

中国国家医療保障局がこのほど発表した「2018年医療保障事業発展統計快報」によると、2018年末の時点で、中国の基本医療保険加入者数は13億4452万人に達し、カバー率95%以上をキープしている。人民日報が伝えた。

統計によると、18年、中国の職工基本医療保険の加入者は前年比4.5%増の3億1673万人、城郷居民基本医療保険の加入者は同比2.7%増の8億9741万人、新型農村合作医療の加入者は1億3038万人だった。

人口約14億人を抱える中国は現在、目が細かく強固な世界最大規模の基本医療保障網を構築している。都市部との農村部の住民の医療保険制度を効果的に運営するために、中国政府は補助を強化し、その水準を向上させ続けている。城郷居民医療保険の政府補助基準は、09年の1人あたり年間80元(1元は約16.7円)から17年の450元にまで増えた。医療補助基準や入院費用の国家負担割合も増加し続け、新型農村合作医療と城鎮居民基本医療保険の医療補助基準は280元まで引き上げられた。また、政策により対象となる入院費の自己負担率は、25%と30%になっている。

中国財政部(財務省)の劉昆部長は、「中国医療衛生事業の発展は、終始供給と需要の両方に配慮しており、公立医療衛生機構を主体として、医療衛生サービス体系を継続的に整備しながら、中国の特色ある社会医療保険スタイルを堅持し、医療保障の水準を継続的に向上させている」としている。

近年、医薬・衛生分野の関連性、シンボル性改革が全面的に実施されるにつれ、あまねく恩恵を受けるタイプや多岐にわたるタイプの民生建設が次々に推進され、中国の多くの主要な健康指標は中・高所得国の水準をすでに上回るようになってきている。そして、10年には74.83歳だった予測寿命が16年には76.5歳まで向上し、妊婦・産婦の死亡率は10年の10万人当たり30人から、17年には10万人当たり19.6人に、新生児の死亡率は10年の13.1‰から、17年には6.8‰にまでそれぞれ改善した。

「人民網日本語版」2019年3月6日

  

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