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約1ヶ月の攻防戦に耐えた名城 福島県会津若松市の「鶴ヶ城」

人民網日本語版 2019年01月28日16:33
約1ヶ月の攻防戦に耐えた名城 福島県会津若松市の「鶴ヶ城」
鶴ヶ城の天守閣(撮影・木村雄太)。

福島県会津若松市にある「鶴ヶ城」は同県の代表的な観光スポットの一つ。「鶴ヶ城」という名は実は通称で、地元以外では「会津若松城」と呼ばれている。この城の名は城主だった蒲生氏郷の幼名・鶴千代からつけられたとされている。人民網が伝えた。

鶴ヶ城は今から約630年前、その前身ともいえる東黒川館を葦名直盛が築いたのが始まりとされている。戊辰戦争では約1ヶ月に及ぶ激しい攻防戦に耐えた名城として、日本全土に知れ渡ることとなった。1874年に取り壊されたが、1965年に再建され、天守閣の内部は博物館となっており、会津の歴史を学ぶことができる。

また鶴ヶ城に関連する歴史として、白虎隊の名が挙げられる。白虎隊は会津藩が16、17歳の藩士子弟によって組織した少年正規軍。鶴ヶ城の方角に煙が上がったのを見て落城したと思い、飯盛山で白虎隊士20人が自刃した。

さらに鶴ヶ城には地名である「会津若松」にちなみ、多くの松の木が植えられている。冬は積雪量が多く、松の木の枝は非常にもろいため、縄で枝を吊り上げる「雪吊り」が施されている。冬になると城内が雪で覆われ、美しい雪景色を堪能することができる。(文・木村雄太)

「人民網日本語版」2019年1月28日


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