同報告は、「18年1-10月期、杭州には、一線都市から優秀な人材が流入し、18年度の大学新卒者の残留率が69.1%だった。他の都市の大学を卒業した者にとっても、杭州の魅力が日に日に高まっている。18年1-10月期、杭州の新入社員の月給は前年同期比12.9%増の平均9566元で、急上昇している。人材の需要も前年同期比37.1%増で、その勢いはとどまるところを知らない」と指摘している。
また、多くの統計によると、大学卒業者は新一線都市での就職に満足しており、その満足度は、伝統的な一線都市に近づき、上回ることさえある。
麦可思研究院の調査によると、18年度の卒業者の間で最も人気の就職先は「新一線都市」(37%)で、伝統的な一線都市(31%)の割合を上回った。その他、17年度の卒業者を対象に、卒業から半年後の状況を追跡・評価・分析したところ、北京、上海、広州、深センで働いている人の満足度はぞれぞれ76%、74%、71%、70%だった。一方、杭州で働いている人の満足度は75%と、北京に次いで2番目に高かった。その他、新一線都市で満足度が高かったのは天津(72%)、南京(70%)などだった。
95後が給料よりも重視していることとは?
現在、新卒者のほとんどが95後(1995年から1999年生まれ)となっている。先日のあるメディア報道によると、今の若者は仕事を探す際に重視することは「給料がいくらか」ではなく、「社員が使えるジムはあるか」、「活動スペースやコーヒーブレイクできる場所があるか」、「会社の雰囲気」、「気難しい上司はいないか」などだという。
麦可思研究院が18年度の新卒者2414人から得た有効回答の分析によると、雇用先の種類に関して、4割が「特別な要求はない。自分に合っていればそれでいい」と答えた。就職の際、最も重視する要素は、「キャリア成長できるか」(76.6%)で、以下、「給料」(68.6%)、「福利厚生」(56.3%)、「自分の関心事や趣味にマッチしているか」(46.4%)と続いた。
また、給料が同じである場合、5つの保険と1つの積立金、有給休暇といった通常の福利厚生のほか、「賃貸住宅補助」(66.0%)、「教育・研修」(57.8%)、「旅行、研修」(46.8%)の三つが、大学卒業者にとって最も魅力ある福利厚生だった。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年12月11日
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