ナッツは、体重増加を抑制し、健康の増進に役立つ。研究者によると、クルミや落花生などのナッツ類は、心臓病や糖尿病などの肥満に関係する疾病を予防することができる。これらの食品は、不飽和脂肪を豊富に含み、腹持ちが良く、体重の増加を予防できる。また、血糖値、インシュリン値、コレステロール値の上昇を抑制する働きもある。このほか、ナッツには、食物繊維、タンパク質、葉酸やビタミンEなどのビタミン、カリウムやマグネシウムなどのミネラルも含まれている。英紙「デイリーメール」の報道を引用して環球網が伝えた。
毎日1オンスのナッツまたはスプーン2杯のピーナツバターを食べると、中年太りに陥るリスクを減らせることが明らかになった。米ハーバード大学公衆衛生大学院の栄養学専門家Xiaoran Liu博士は、「食事に1オンスのナッツを添えると、成人後徐々に増える体重を抑制し、肥満と関係が深い循環器疾患に罹患するリスクを減らすことができる。1オンスは、杏仁24粒、カシューナッツ18粒、へーゼルナッツ12粒、ブラジルナッツ12粒、マカダミアナッツ12粒、ピーナツ35粒、山核桃仁15粒、クルミ14粒にほぼ相当する」としている。
別の米国の研究チームは、ブラジルナッツに特化した研究を行い、ブラジルナッツが満腹感を増し、血糖値上昇を抑制するインシュリンの分泌を調節する働きも備えていることを発見した。この研究では、普通の食事のほか、女性20人と男性2人に対して20グラム(0.7オンス)のナッツまたは36グラム(1.27オンス)のプレッツェルを摂取してもらった。これら2つのカロリーとナトリウム量はほぼ同じで、2度の実験で完食してもらった。この過程では、遺留物の影響を避けるために48時間の「ウォッシュアウト期間」が設けられた。実験の結果、プレッツェルは、摂取後40分経つと血糖値とインシュリン値の顕著な増加が見られたが、ナッツではそのような変化が起こらなかったことが判明した。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年11月14日
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