雲崗石窟研究院への取材によると、雲崗石窟第18窟が3Dプリント技術により北京市で複製された。巨大な「立仏」が、千年の石窟から「出てきた」。新華社が伝えた。
これは第3窟の大仏、第12窟「音楽窟」の複製成功に続き、雲崗石窟研究院がデジタル技術により文化財に命を吹き込んだ、新たな重大成果だ。
雲崗石窟研究院デジタル化室の寧波室長によると、第18窟複製プロジェクトは雲崗石窟研究院と北京建築大学が協力し、3カ月余りのデータ収集、3カ月余りのデータ処理を行った。そこから20数台の大型3Dプリンターで1年を費やし800個以上のモジュールを印刷し、さらに3カ月余りをかけ現場で組立・色付けを行い、第18窟の実物大の高精度モジュール化複製を完成した。
寧氏は「複製に用いたのは性能を改良した樹脂材料で、耐湿・断熱・防腐・防水などの機能を持つ。さらに積み木のように取り外して移動できる。複製窟の全体の高さは17メートル、幅は22メートルで、第18窟の元の姿を再現した。将来的に北京に設置される可能性がある」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年11月9日
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