国家衛生健康委員会がこのほど記者会見で発表した情報によると、中国は小児白血病救助・治療管理ネットワークを健全化し、小児白血病患者のすべてにホームドクター契約サービスを提供することになった。人民日報が伝えた。
中国は近年、小児白血病の救助・治療管理作業を積極的に推進している。農村部の貧困白血病児童の特別救助・治療活動を展開している。現在までに全国の農村部の白血病児童を4236人支援・治療している。2017年2月から今年9月の間に、保険の実質負担率は49%から81%に上昇している。
小児白血病は幼少期に最もよく見られる悪性腫瘍だ。中国の小児白血病(15歳以下)の発症率は約10万人中4−5人となっている。18歳以下までとした場合、毎年の新たな患者数は1万5000人前後で、平均治療期間は2−3年。1年あたりの治療中の患者数は約4万5000人。急性リンパ性白血病の治療率(5年以上の緩和)は現在、70−80%以上に達しており、治療可能な悪性腫瘍とされている。急性骨髄性白血病の全体的な治療率は50−70%で、うち急性前骨髄球性白血病の治療率は90%以上。
国家衛生健康委員会医政医管局の焦雅輝副局長は、「中国は小児白血病救助・治療管理ネットワークを構築する。小児白血病のクラス別診療及び双方向紹介制度をつくり、各省で定点病院を指定し、小児白血病クラス別診療管理ネットワークを健全化する。ホームドクター契約管理を実施し、白血病児童のすべてをそのサービスの範囲内に収める。救助・治療の徹底を指導し、定期的に再検査を行い、家庭内とコミニュティ内での感染防止、健康指導などのサービスを提供する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年10月17日
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