「シェア経済」がますます盛んになるのにともない、近年「シェア宿泊」という新興業界の発展も加速している。中国民泊仲介サイトの途家網が発表した「2018年途家上半期民泊発展報告」によると、中国国内で最も人気がある旅行目的地のトップ10には依然として一線都市と二線都市がランクインしており、四川省の成都が再び第一位の座に選ばれたとしている。また、2017年と2018年の労働節、端午節の連休においても、成都は国内旅行を好む人々が最初に選ぶ旅行目的地だった。人民網が伝えた。
また、旅行予約サイトの同程芸龍がこのほど発表した「2018国慶節大型連休国民外出トレンド報告」によると、10月1日から7日間にわたる国慶節の大型連休期間では、北京や上海、広州、深セン、成都、西安などの都市がフライト発着の空港として人気が高く、なかでも成都は一番人気がある到着目的地となっている。宿泊の面では、民泊への需要がエコノミーホテルに続いて高くなっている。現在宿泊施設選びにおいてエコノミーホテルを選択する観光客は38.9%で、民泊を選択する観光客は22.2%に達しているという。
途家網の関係担当者はこのほど取材に対し、「成都の美しい景色やグルメ、ゆったりとした都市文化は、民泊のもつ現地の風土や風俗を体験するという特徴とマッチしている。さらに、豊かな自然と人文景観も兼ね備えている成都を訪れる国内外の観光客が増えている」と述べた。また、成都市観光局が発表したデータによると、2018年上半期に成都を訪れた観光客の数は延べ9745万2300人で、前年比18.38%増となっている。
今年5月のインターネット予約プラットフォームのデータによると、成都市における登録済みの民泊(旅館を含む)、或いは短期間シェア宿泊の施設資源は2万戸を突破したという。また、途家網のデータによると、2017年に一番多く利用された民泊目的地のランキングで、成都は上海、北京、西安などの都市よりも上位となっており、まさに「中国民泊におけるナンバーワン都市」の名にふさわしい都市と言えるだろう。(編集HQ)
「人民網日本語版」2018年9月20日
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