上海証券取引所と深セン証券取引所はこのほど、今年上半期の上場企業の全体的な業績を明らかにした。上場企業3555社が8月31日までに発表した上半期決算によると、営業収入は約20兆8100億元(1元は約16.3円)に達し、純利益は約2兆元だった。両市場を合わせた上場企業の営業収入と純利益がそれぞれ2けたの伸びを達成した。「北京日報」が伝えた。
半期決算をみると、18年上半期に深セン市場の上場企業の営業収入は5兆4100億元に達し、前年同期比17.24%増加した。純利益は3963億5千万元で同16.86%増加だった。上海市場の上場企業の営業収入は15兆4千億元で同11%増加し、純利益は1兆6千億元で同14%増加した。営業収入も純利益も2けた増加を達成した。
深センの上場企業では、3つのボードが協同発展し、従来のリーディングカンパニーと国有企業の計474社の平均純利益は4億900万元で同19.16%増加した。中小企業912社は平均純利益が1億6300万元で同13.57%増加。ハイテク産業を中心とした創業ボードの730社の平均純利益は7500万元で同8.13%増加だった。産業別にみると、深センの上場企業が所属する19産業のうち、17産業で営業収入が増加し、13産業で純利益が増加した。深セン上場企業の約70%を占める製造業の企業は、営業収入が同17.46%増加し、純利益が同14.83%増加した。
上海の上場企業では、国有企業の純利益が1兆4千億元で同13%増加、民間企業が2千億元で同22%増加だった。このうち実体産業の純利益は約6千億元で同25%増加し、金融産業の純利益は約9千億元で同7%増加した。上海市場の川中・川上の産業のうち、石油、有色金属、石炭、化学工業、鉄鋼の各産業の純利益は、石油が同75%増加、有色金属が同75%増加、石炭が同4%増加、化学工業が63%増加、鉄鋼が134%増加だった。川下の産業のうち、医薬品製造、自動車製造、家電、卸売・小売の各産業の純利益は、医薬品が同22%増加、自動車が同16%増加、家電が同14%増加、卸売・小売が同4%増加だった。
半期決算によると、上海の製造業、科学技術革新(イノベーション)、新興サービス、消費関連の一連の企業の業績が急速な伸びを示した。専用設備製造業の純利益は95億元に達して同58%増加し、情報伝送・ソフトウェア・情報技術(IT)サービス産業は100億元で同25%増加し、リース・ビジネスサービス産業は83億元で同36%増加した。(編集KS)
「人民網日本語版」2018年9月4日
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