蘭州で開催された麺大食い大会(撮影・楊艶敏) |
ニュージーランド・中国国際貿易促進委員会の和志耘・会長は4日、「元祖・蘭州牛肉拉麺の店舗が今年8月、ニュージーランド最大の都市、オークランドにオープンする。西北地方の特色に満ちたユニークなこの料理は必ずやニュージーランド現地の飲食文化に『味を添える』だろう」とコメントした。中国新聞社が伝えた。
ニュージーランド・中国国際貿易促進委員会と中国金味徳蘭州牛肉拉麺文化産業集団は4日、甘粛省華僑連合会が「仲介役」となって、蘭州牛肉拉麺のニュージーランド市場参入に関する戦略協力協議を締結した。
中国金味徳蘭州牛肉拉麺文化産業集団の梁順倹・董事長は、「牛肉拉麺の『元祖の味』を保つため、調理師と主な食材はいずれも、蘭州からニュージーランドに送り込む。唐辛子オイルもあらかじめ作っておいたものを、持ち帰り用パックに詰める。このように、あらゆる部分で工夫を凝らし、ニュージーランドで食べる味と蘭州で食べる味を一致させるように努める。今後、2年間でニュージーランドの店舗を20店以上に拡大する計画だ」と話した。
また、梁董事長は、「麺は料理の一種であり、牛肉拉麺はその中のひとつにすぎない。このため、今後の開発の余地は大いにある。どの国家であっても、現地の味と『ドッキング』させたマーケティング方法を模索することができる。だが、麺だけは最初から最後まで変わらない。今後、我々は、ニュージーランドで、焼きそばや冷麺などの麺シリーズ商品の開発を進めていく」とした。
さらに、「今、ビジネスをやっていく上で、不足しているのは技術そのものではなく、技術を使える人間だ。今回締結した戦略協力協議には、ニュージーランドの大学で、高級麺料理調理師を育成するトレーニングの展開も含まれている」と続けた。
協議によると、今後、ニュージーランド牛肉拉麺文化研究会を立ち上げ、牛肉拉麺を媒体として、中国西北地区の飲食文化をより多くの海外の人々に理解してもらうことを目指す。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年7月6日
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