韓国国土交通部(省)は3日、「ソウルでこのほど開催された航空路線改善作業チーム会議において、韓中両国の交通部門首席代表が、年末までに韓国―中国路線の複線化準備作業を完成させるとの共通認識に達した」と明かした。これにより、現在単線で運航されている路線の複線化が実現する。韓国聯合ニュースの報道を引用して環球時報が伝えた。
韓中路線(インチョン~モンゴル)は、インチョンと中国北部地区、モンゴル、中東、ロシア、欧州を結ぶ主要幹線路線に接続しており、2016年の運航便数は延べ約15万便、遅延便数は延べ約2千便。中韓両国の関係当局は、同路線の複線化をめぐり約7年前から協議を続けてきたが、ようやくこのほどその成果が実を結ぶこととなった。
同路線の複線化が実現すると、1日あたり便数は延べ約400本に増え、これにより韓国も欧州行き航空路線の中枢となる見込み。また、両国は今後、航空ハイレベル会談と実務会議を定期的に開き、技術協力などをめぐる共通認識をさらに強化する構え。
韓国国土交通部は、「今回の複線化が実現すると、延べ14万4千本のフライトが恩恵を受けることとなり、韓国の航空会社は、そのうち37%を占めると予想される」としている。(編集KM)
「人民網日本語版」2018年6月5日
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