冠一通用飛機公司が自主開発した単発・4座固定翼プロペラ汎用機「GA20」1号機が21日、江西省南昌市で順調にラインオフし、テスト滑走を無事完了させた。新華社が伝えた。
同社GA20チーフエンジニアのJean-Paul VAUNOIS氏によると、同機は「lycomingo320」エンジン、「Garmin」アビオニクス、最軽量のフル炭素繊維プロペラを採用する。最大航続距離は1200キロ、最高速度は時速360キロ、上昇率は3.4メートル毎秒。高度2600メートルを出力75%で飛行する場合のガソリン消費量は32リットル毎時。その燃費性能は世界のライバル機種の中で上位を占める。
GA20はさらに航空機の「カスタマイズ化」コンセプトを採用。各種動力と設備、各種内装を選択でき、ユーザーのさまざまな需要を満たす。そのため飛行練習や航空旅行、飛行体験、個人飛行など、幅広い用途で利用することができる。
汎用航空産業は近年、国の戦略的新興産業として、政策と市場という両輪駆動を受けている。中国民用航空局の第13次五カ年計画によると、中国汎用空港の数は2020年までに500ヶ所以上に、汎用航空機数は5000機以上に、年間飛行量は200万時間を目指す。(編集YF)
「人民網日本語版」2018年5月22日
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