習近平国家主席は19日、英国のメイ首相と電話会談した。新華社が伝えた。
習主席は「中国側は英側と共にマクロ政策の意思疎通と調整を強化し、上層部交流と制度化された交流を継続し、『一帯一路』の枠組での実務協力を推し進め、中英関係『黄金時代』の質的向上と加速により多くのチャンスを提供したい。英側が二国間発展のためにプラスのエネルギーをさらに貢献することを希望する。中英は共に国連安保理常任理事国だ。双方は引き続き国際協力を深め、相互尊重、公平・正義、協力・ウィンウィンの新型の国際関係の構築と人類運命共同体の構築推進のために一層の貢献をするべきだ」とした。
メイ首相は「英側は中国側と共に、上層部と各分野の交流を緊密化し、各分野の協力を拡大し、引き続き『一帯一路』建設を検討し、両国関係の『黄金時代』を積極的に推進することを望んでいる」と表明した。
両国首脳はシリア情勢や国際貿易の問題についても意見交換した。
習主席は「中国側はシリア情勢の推移を注視している。われわれはかねてより国際関係における武力の乱用に賛成せず、各国の主権の独立と領土の一体性を尊重して、国際的に広く認められたルールに従い行動することを主張している。現在は速やかに情勢を沈静化させ、衝突の激化、拡大を避ける必要がある。シリアが化学兵器攻撃をしたと見られる問題については全面的で公正かつ客観的な調査を行い、歴史的検証に耐えうる信頼できる結論を出すとともに、シリア問題の政治的解決が速やかに進展を得るよう努力する必要がある。中国側は国際社会の関係各者と共に、シリア問題の適切な解決のために引き続き努力したい」とした。
また「中英両国は共に経済グローバル化の受益者であり支持者だ。中国側は英側を含む各国と共に、引き続き自由貿易の支持という正しい立場を堅持し、多角的貿易体制を積極的に維持し、開放型世界経済を共に構築したい」と表明した。
メイ首相は「英側は中国側と同様に自由貿易と開放型経済を支持している。関係する国際・地域問題について中国側と意思疎通を保ちたい」とした。(編集NA)
「人民網日本語版」2018年4月20日
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