高齢化問題は日本社会の各方面にまで影響を及ぼしている。このほど徳島県の刑務所では、高齢受刑者専用棟である「機能促進センター」を新設。受刑者たちの看護や介護を行う専門スタッフを雇用している。
介護スタッフにサポートされながら日光浴をする車いすの高齢者や指導員の掛け声に合わせて体を動かす高齢者たち。一見すると介護施設と勘違いしてしまう人も多いかもしれない。しかしここはれっきとした刑務所。
近年、受刑者の高齢化がますます深刻になっており、同刑務所では高齢受刑者専用棟の新設を余儀なくされた。合計40人の高齢受刑者が同棟に移された。彼らは工場などに移動して作業する必要はなく、室内でできる簡単な作業が与えられる。また、刑務所は医師や介護士を雇い、受刑者たちの健康管理やトレーニングを促している。
あるデータによると、日本の65歳以上の高齢受刑者は出所後、その四分の一が2年以内に再び刑務所に舞い戻ってくるのだという。(編集TK)
「人民網日本語版」2018年3月19日
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