午後12時、北京市内の学院南路と四道口路の交差点の北西角にあるコンビニ(超市発四道口店)はまだ電気が煌々とつき、多くの客が出入りしていた。この24時間営業のコンビニで売られているのは、野菜や果物ではなく、本だ。これは、北京海淀区の24時間ライフサービス圏を構築するための施策の一つとなっている。北京日報が報じた。
以前このコンビニに通っていた人は、同店に入ったときに「店を間違えた?」と感じるだろう。なぜなら、以前売られていて野菜や果物はなくなり、店の中が4つのエリアに分けられたからだ。ドアを入ると、すぐにあるのがお茶やジュースを売るショップで、その隣に小さな花屋がある。そして、24時間営業のコンビニがあり、日用品やホットスナックなどが売られている。さらに奥へ進むと、長方形のエリアがあり、壁際と真ん中に本棚が置かれ、その中には本がぎっしり並んでいる。これが、24時間営業の書店だ。そこには大きなテーブルも置かれ、客がそこに座って真剣な目つきで読書をしていた。壁際にもテーブルとカウンターチェアがあり、壁にはスマホの充電ができるコンセントもあり、読書などをする若者たちが座っていた。
普通の店と違い、コンビニに24時間営業の書店が併設されているこの店舗について、関連の責任者は、「この店舗の面積は約300平方メートルで、うち約160平方メートルが書店。無料の「読書バー」で、完全無料で本が読める。新しい本でも、袋から自由に出して読めるようにしている」と語った。(編集KN)
「人民網日本語版」2018年3月14日
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