WTA、本部を杭州に設置

世界観光連盟（WTA）は北京で17日、浙江省政府と戦略的協力合意書を取り交わし、WTAは本部を杭州市蕭山区湘湖旅游度假区に設置することとなった。新華社が伝えた。

四川省成都市で今年9月に発足したWTAは、中国が主導する初めての非政府・非営利で総合性と国際性を備えた観光業組織である。

WTAの段強・主席は、「WTAは、重大国際観光イベントを積極的に企画し、浙江省が観光業の海外ハイエンド人材を誘致するサポートを行い、浙江省の国際観光普及PR活動を支援し、同省のインバウンド市場開拓に対する支持力を高めていく」との方針を明らかにした。

中国社会科学院観光研究センターの宋瑞・主任は、「中国の発起・設立による国際的な観光業組織であり、特に国家観光局などに後押しされて設立された国際観光業組織であるWTAは、観光業発展における新しいコンセプトをけん引し、新たな観光交流プラットフォームを構築していく。観光サービスの新基準を制定し、観光をめぐる研究の成果を発表する上で、より大きな作用を果たすことになるだろう」とコメントした。（編集KM）

「人民網日本語版」2017年12月19日