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中国の火山、多くが休眠状態

人民網日本語版 2017年12月01日15:59

インドネシア・バリ島東部のアグン山の噴火が続き、火山灰が最高4000メートルに達している。現地の住民10万人以上が避難を余儀なくされている。アグン山はなぜ噴火しているのだろうか?中国の火山活動状況はどうなっているのだろうか?人民日報が伝えた。

中国地震局火山研究センター長の許建東氏によると、科学界では火山が形成される主因は次の3つとされている。まず海嶺の岩石圏が割れてマグマが噴出し火山になる。次にプレート沈み込みの圧力によって火山が形成される。たとえば、プレートの沈み込み帯もしくは衝突帯で、岩石圏の一部溶融と脱水作用によりマグマが形成され、火山活動を引き起こす。アグン山はこのケースにあたる。それから、局地的なマントルの噴出による火山の形成だ。その典型的な例はハワイの火山。

許氏によると、中新世から更新世までの2000万年以上の地質の歴史において、中国は火山の多い国だった。中国の火山の分布と活動は、東北地区とチベット高原に集中していた。中国では現在、活火山が少なく、その多くが休眠もしくは休眠中の変動状態にあり、短期的に噴火の恐れはない。ただし火山の噴火活動は期間が長く、さまざまな原因によって引き起こされ、発生すると大きな被害をもたらすことから、油断せず観測を強化する必要がある。(編集YF)

「人民網日本語版」2017年12月1日

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