統計データによると、「女性が多く男性が少ない」現象は、香港地区ではますます普遍的になっており、これが、独身者、特に独身女性が増える主な原因となっていると多くの人が思っている。だが、香港地区の婚活サイトが9日に発表した調査報告から、「女性が多く男性が少ない」現象は、独身であり続ける主な原因ではないと考えている回答者は、女性が80%以上、男性が65%に上ることが判明した。新華社が報じた。
香港特区政府統計処の統計データによると、1986年から2016年までの間に、香港地区の女性1千人に対して、男性の数は1062人から852人に減少しており、「女性が多く男性が少ない」現象がますます顕著化している。
婚活サイト運営機関は今年8月から10日までの間に、「女性が多く男性が少ない」現象が、彼らの配偶者探しに影響するか否かなどの問題を解明する目的で、街頭調査とオンラインアンケートの方式を通じて、香港地区に住む40歳以下の独身男女約500人を対象とした調査を実施した。
調査の結果、独身女性の82%は、「『女性が多く男性が少ない』現象が、独身である理由ではない」と考えていた。男性の65%も、「この現象が配偶者探しや独身状態からより簡単に脱出するのに影響があるとは考えにくい」としている。独身である理由については、「自分の求める条件に相手がそぐわない」、「仕事が忙しすぎる」、「自分の外見や性格が異性を惹きつけるのに十分ではない」などの回答が多かった。
今回調査を実施した機関の創設者である張恵萍氏は、この日行われた記者会見において、次の通りコメントした。
「『女性が多く男性が少ない』現象によって、男性側は選ぶ相手が多いことから相手の女性を蔑ろにしがちだと考えている女性は多い。だが、調査によると、男性の9割はこの見解に同意していない。また、独身者であることを心配している、あるいは特にこだわっていないと思っている回答者は、男女でそれほど差はなかったことから、女性が男性に比べて独身離脱願望が強いという状況は存在しないことが分かる」。
「これまでの経験から、長い間独身だった男女は、配偶者探しにおいて、外見・身長・収入・家庭環境など、多くの条件を設けている。中には、相手の干支や星座にこだわる人もいる。このような人達は、より積極的に交際範囲を広げていき、未来のパートナーとめぐり合う確率を高めなければならない。同時に、自分の期待値を適宜調整することも必要だ」。(編集KM)
「人民網日本語版」2017年11月13日
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