天文予報によると、11月の夜空では4大天体現象が上演される。そのうちしし座流星群は期待に値するという。新華社が伝えた。
まずは11月8日のパラス「衝効果」現象。中国天文学会会員で天津市天文学会理事の史志成氏によると、パラスは2号小惑星とも呼ばれる。衝効果は小惑星観測の得難いチャンスだ。その期間中、太陽が沈むとパラスが東の地平線から昇り、翌日の日の出頃になるとようやく西に沈むため、一晩中観測可能だ。
おうし座流星群の北流星群は、11月12日に最大化する。史氏によると、同流星群の最大時の数はわずか一桁だが、流星の輝かしさで知られている。火球が観測されることもあるため、期待できる。
そして11月に最も期待すべき天体現象である、しし座流星群は、11月18日に華麗に夜空に登場する。
史氏は、「同流星群は今年、18日午前1時頃に最大化する。中国東部の観測条件は理想的で、月も新月に近いことから観測に影響は生じない」と指摘した。
2回のロマンチックな流星群を観測した後、神秘的な水星が11月24日に、今年最後の太陽から最も離れる東方最大離角となる。史氏は、「最大離角後の数日間は理論上、水星観測の絶好のタイミングだ。しかし今回の最大離角は、水星の地平線からの高度が高くないことから、観測条件はやや一般的だ」と話した。(編集YF)
「人民網日本語版」2017年11月1日
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